ドメインをよりよく知るための基礎知識

サブドメインの設定方法

サブドメインの設定方法について、気をつけたいポイントを見ていきましょう。サブドメインを利用するにはどのような準備や設定が必要かご説明します。

サブドメインの運用

「○○○.com」という独自ドメインを持っていて、複数の下位組織や部署でドメインが必要になった場合、「△△△.○○○.com」というサブドメインを作成する場合があります。「△△△」の部分には、好きな文字列を入れることができます。検索エンジン対策として、基本的には「1サイトに1テーマ」が推奨されていますので、テーマごとにサブドメインを持ちたいというケースもあるでしょう。企業の事業部ごとで異なる事業を行っている場合などにも利用できます。

個人や規模の小さなWebサイト運営の場合、サブドメインを使わなくてはならないケースはまれでしょう。しかし、大きな企業の場合、子会社や部署毎にドメインを割り振らなくてはならない場合には、それぞれ個別の独自ドメインを取得するかサブドメインでの運用にするか検討する必要が生じます。親ドメイン(○○○.com)と子ドメインとも呼ばれるサブドメイン(△△△.○○○.com)は検索エンジンでは別のサイトと認識されて評価が分散してしまうので検討する際に考慮しましょう。

サブドメインでのメール利用

サブドメインをメール利用する場合、サーバー側が使用できるかどうかを確認しておきましょう。レンタルサーバー事業者やプランによっては、サブドメインでのメール送受信ができないこともありますので、注意が必要です。親ドメインに加えてサブドメインでもメールアドレスを使う場合、各サーバー事業者が提供しているコントロールパネルから追加設定するのが一般的です。もしDNSを自己管理している場合には、ゾーンファイルにメールサーバー情報を追記する作業が必要になります。